池の水全部抜く大作戦!サイコーに楽しい行事以上に残していきたいものとは?

地域活動

まずは謝罪!もっとたくさんの方にも参加してもらいたかったんです!

11月3日に佐賀県基山町で地域行事「池干し」を行いました。

基山町小倉の池の坂組合が主催して、最近は数年に1度行っているこの行事。

古く昔から、農業用池の維持管理のため、また魚を獲って食べるために行われ続けてきました。

しかし、伝統あるこの行事も近年は地元の担い手不足で、3年前に行った前回は10数人だったとか。

そこで、知人を通じて地元の方から相談を受けたので、子どもの通う保育園で集客すると、あれよあれよと参加者120名があっという間に集まりました。

本当はもっと広く告知して、森のようちえんちぇすとのメンバーの皆さんや鳥栖市、みやき町の方々にも参加して欲しかったんです。

しかし、なにせ初の試みということもあり、いろんな不安点もありました。

私自身も体験したことがなかったということもあり、地元の方と協議してこれ以上は増やさないという方針になりました。

「参加したかったー!!」という方、

申し訳ありません!!

池干しはサイコーに楽しいので、ぜひ今後もっと多くの方に体験してもらえるように努力していきます。

懺悔のダイブ!

楽しいが爆発!子どものようにはしゃぐ大人と子どもですからはしゃぐ子ども

子どもも大人も夢中になって、池の中で暴れまわる姿は、

「あれ、今って昭和だっけ?」

と錯覚してしまうほどみんな目が輝いてて「楽しい」が爆発してました。

ちょっと寒かったんですけどね。

それでもみんな水に浸かって、泥まみれ、魚まみれ、エビまみれ。

11月の行楽シーズン3連休のまんなか。

田舎でこんなんしてるって、本当に豊かで楽しい暮らしだなとつくづく思いました。

地元の方の凄さにただただ脱帽

そして、池干しで獲れた魚や川エビをその場で地元の方々が調理してくれます。

これがもう見事な手さばき。

鯉こくも超絶絶品で、全く臭みもなく、鯉の脂も乗ってて、本当に美味かったです。

うちの1歳の娘も爆食いするほどでした。

川エビもかき揚げにして、味付けは塩だけなんですが、これまた絶品。

わが子は友と見境なく、エンドレス川エビ。

残していきたい地域の宝。人が集い、協力しあい、楽しみ合う風土

池干しをする意味やこれまでの歴史、池の仕組み、地域の取り組みなど、準備の段階から私は色々と教えていただきました。

本当に昔からずっとこの行事が続いてきて、ただただ凄いなと思いました。

また、私の時代にもよくぞ残ってくれていたなと思う感謝と敬意が溢れました。

そして、これからの時代にもぜひ残していきたいなとも思いました。

「池干し」は、本来遊びではなし、お祭りでもないし、もちろんレジャーでもなんでもありません。

何日も前から池の周辺を整備して、

水を徐々に抜き、

準備して、

掃除して、

土砂を流して、

数週間様子を見て、

そしてまた水を入れて、魚を入れて。

そんな地域の大変な行事というか、お仕事の一つです。

普通にやれば、しんどいし、大変だし、嫌にもなるかもしれません。

でも、この地域にはそれを「地域のみんなが集う場」として、協力し合って、

そして「楽しみ合う風土」が根付いているんです。

ある地域の方がおっしゃっていました。

「子どもの時ワクワクしてた池干しへの気持ちが60年間ちっとも変わらん。今でも楽しみで仕方がない」

めっちゃカッコいいわ。

子どもの頃と変わらず、大人になっても楽しみで、ワクワクドキドキしてる。

そんな大人カッコよすぎるでしょ。

残していかないといけないのは、「池干し」という行事はもちろんですが、

この「集い合い、楽しみ合う風土」なのかもしれません。

ノビトワークスのミッションがまた一つ明確になった気がしました。

もっともっと「ふるさとで遊ぼう」

今回、私たちを迎い入れて下さった、池の坂組合の方々本当にありがとうございました。

ぜひまた一緒に、池干し楽しみ合わせてください!

この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします

Twitterでは地域での仕事づくりのことを呟いてます