使っていない田んぼを遊び場にするプロジェクトを始めました!

野遊び

稲刈り~田植えまでの時期はヒマしてる田んぼ

最近、子どもと外を散歩したり、車で田舎道を走ったりしていると、ふと思うことがありました。

「田んぼって今の時期ヒマしてないか?」

ということです。

稲刈り後の田んぼ

今の時期というのは、いわゆる稲刈り後のことです。上の写真のような様子。10月下旬頃~5月頃まで、稲刈り後~田植えまでの時期は田んぼはこんな感じ。

まぁチョビチョビと稲の残りが出てきてはいるけど、全体的にヒマしてますよね。ここって勿体ないなーと思ったわけです。

昔は子どもの遊び場。今はただの空き地

確かに、昔はこういう使っていない田んぼは子どもの格好の遊び場でした。広々としてて、車も走らない。転んでもさほど痛くないし、藁やら虫やらもいる。こんな絶好の遊び場があって、子どもたちは誰の家の田んぼだろうと勝手に入って遊んでいました。

そして、それを怒る大人も大していなかった。

確かに、何かその中で悪さをしていれば怒りますが、基本的にはそこで遊ぶこと自体を注意する人はあまりいませんでした。

それは、地域のコミュニティの中で、その田んぼの持ち主のことは親も良く知っていたり、なんなら子ども同士が知り合いだったり、そうじゃなくても子どもがそこに入っているのを見つけても持ち主も「いいよいいよ」と許すのが当たり前だったからでしょう。

でも、今では「そんなところ」で遊ぶ子どもは、鳥栖市周辺にはほとんどいません。

敢えて「そんなところ」と表現したのは、みんながそう呼ぶからです。

そう思う大人や子どもは、数十年前遊び場だったその場所を「そんなところ」と呼びます。そうしてその場所は今はただヒマしてる空き地です。

そんな中、市が整備した大型遊具がある公園やショッピングモール内にある遊び場は子どもたちが集中して飽和状態です。

遊ぶどころか危険だったり、他の子どもと喧嘩したりして、親も気が気じゃなかったり、すぐに遊びを制限したりと非常にストレスのある状態も見受けられます。

目の前には、遊んでいい空き地がたくさんあるのに、すごく勿体なく感じるのは、私だけでしょうか?

使っていない田んぼを公園としてオープンしてみよう!

というわけで、使っていない田んぼを遊び場に出来ないか実験スタートです!

最初は、そんな田んぼの持ち主に交渉して、どんどん「自由に遊んでいいですよー」という看板を立てていこうと考えていました。

でも、それだとたぶんオープンな空き地は出来上がるけどそこで遊ぶ人は増えなそうです。なぜかというと答えは簡単。

そこは前述した「そんなところ」だからです。

ただの野っ原としての使われていない田んぼでは、親も子どもも「遊べる」と思えなくなっています。ですので、そこを遊び場として変えていく必要があるし、そこに人を集めて、「あそこは楽しい」と思わせるためには、多少のエンタメ性も必要になってきます。

そう考えていくと難しくなって、だから誰もやらないのかな?

でも、考えててもしょうがないので、とりあえず実験をしていくべきです!

だからまずは、使われていない田んぼで遊んでいいよー!というのを情報としてオープンにします。SNSなどを活用して出来るだけ多くの方に広めます。

そして、次にそこでワークショップを開催します。その名も、

「木製遊具づくりワークショップ」

もう遊べないなら、遊べるものを自分たちで作っちゃおう!という発想です。

① 集まった大人が一緒になって遊具を作る。

② 作る過程では一緒に来た子どもは暇だから田んぼでテキトーに遊んでる。

③ 子ども「ここ楽しいやん!また来よう!」

④ 大人「このままでも結構遊ぶやん!遊具無くても遊ぶぞ!また来よう!」

こうなれば、遊具は必須ではなくなります。もちろん作った遊具で遊んだりしますが、そのころにはみんなの田んぼに対する価値観が変わっているという訳です。

そして、これは地域活性化とか、子どもの健全育成とか、休耕田活用とか大義がたつネタが豊富ですので、メディア受けもするでしょう。

新聞やテレビでも取り上げてもらいましょう!

そうして、自治体から相談きたり、他地域から視察きたり、しはじめたら面白くないですか?

だってもとは、ただただヒマしてる所で遊ぼうとしているだけですからね。

鳥栖市、基山町、みやき町周辺にそうやって遊べるところが増えてくると、ちょっと面白いと思うよ!

というわけで手始めに第一号を作りますので、皆さんお楽しみに!

一緒に遊び場づくりしたい方は、ぜひぜひご連絡ください。

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