世の中には、時代のニーズに合っていないものが多い
最近、読んだホリエモンの「多動力」という本にも書いてありました。
世の中には、昔のまま進化がなく、時代のニーズを捉えられていないものがたくさんあると。
確かに、人々の生活様式が変わり、国の人口動態が変わり、地域の様子も変容し、さらには最近では働き方もフォーカスされ、男性が育児休業取ったり、公務員が副業許可(条件付きだけど)されたり と昔とは時代が明らかに違います。
だから人々のニーズもスタイルもかなり変わっているはずです。
であるにもかかわらず、今だに10年前、20年前のやり方が当たり前のまま進んできているものがたくさんあります。
「スポーツ」
これもまた、その一つだと思います。
昔のまま進化がない「地域のスポーツ」
スポーツと言っても、ここでは私のテリトリーである「地域のスポーツ」を取り上げたいと思います。
地域でのスポーツは、未だに、
- サービス受給者からお金を貰う形が主流
- 毎月現金で会費徴収
- 1種目をひたすら頑張る
- 大会や練習試合にチーム全員で出場
- 保護者や関係者のお助けが暗黙の了解
- 指導者は地域のボランティア
- スポーツするのは子どもと年寄り
こんな風に昔のままで、進化がない部分がたくさんあります。
学校や企業がスポーツ基盤の主体だった時から、社会体育や民間がどんどんその担い手として参入し、地域のスポーツ環境は変わったように見えますが、それでも現場の核となる部分は正直あまり変わっていません。
というより、時代のニーズに合っているとは到底言い難いです。
大会なし!種目入れ替わり!ビデオ配信あり!
それで、新しい形のスポーツ教室を考えてみました。
- 平日の夕方週1開催
- 近隣の学校で実施子どものみで来て帰るのも可
- 対象は幼児~小学校低学年
- スポーツ種目は2ヶ月ごとに変える
- ガッツリしたい種目が見つかればそのクラブへ移動もOK
- 大会や練習試合など土日の拘束なし
- 基本的には保護者は介入しなくていい
- 保護者で一緒に入りたい人は一緒にやってもいい
- 毎回練習の様子をビデオ配信(見たい人は会費払って見れる)
- 会費の徴収は自動引き落とし
- 練習の連絡などは全て専用のwebツールを活用
ザックリと挙げてみると、こんな感じ。
何か特定のスポーツをガッツリやる前にお試し版としての教室。
一年間とおして様々な種目をやって、自分に合う種目を見つければいい。
よくある体験版的な教室は月1で毎回種目が変わるとかが多いがですが、この場合は一応ひとつの種目を8回はするので、それなりに修練にはなります。
もちろんハマってしまえば、その種目の専門クラブに行けばいいし、その2ヶ月だけの限定会員もあり。
保護者側のリスクも「大会参加なし」「練習への介入なし」というところで緩和され、「単純に夕方預かって欲しい」というニーズも拾うことができます。
最初の動機はなんであれ、子どもたちが多くのスポーツに触れる機会を作ってあげることは非常に有意義です。
そして、練習の様子を毎回ビデオに撮って、会員専用ページで配信することで、親が子どもの様子を見ることもできるし、離れて暮らす祖父母に見せることもでき、そのビデオ会費は祖父母に払ってもらうこともできます。
また、それは指導者が体罰や怠慢をしていないかチェックするものにもなるので、「安心を買う」という意味では効果が高いです。
マネタイズを「会費」以外にももっていく
課題は、まだまだ収益源が「会費」のみであること。
単純に、一人当たりの月会費を4,000円と仮定すると、
4,000円/月 × 15人 = 60,000円
まぁ副業収入としては、十分かもしれません。
週1回子どもたちとスポーツするだけで60,000円ですから。
でも、地方で月会費4,000円で15人を集め続けるのは、なかなか骨が折れます。
しかも、この場合、少なからず通常のクラブより出入りが流動的になるはずなので、より多くの顧客を持っておく必要があります。
なので、会費は可能な限り下げて、会費収入以外のマネタイズを作った方がいいでしょう。
- 地域のスポーツ店の協賛金をもらう
- 各種目クラブから協賛金をもらう
- 地域のお年寄りからマンスリーサポーターを募集する
まだまだ寄付や協賛などでのマネタイズしか考えられていません。
もっと時代に合った形のいいアイデアがあるはずです。
少なからず、まちからの委託事業や補助金なんかを頼りにするのはナンセンスだと思っています。
もっと柔軟で緩やかなお金の回し方が今の時代だからこそあっていいはずです。
地域スポーツにもそんな流れを生み出していこうと思います。
まずは、とりあえずやってみよう!
というわけで、ノビトワークスのスポーツ部門が12月1日からスタートします!
お楽しみに!