場づくりという冒険をしよう【基山町で空き家活用プロジェクト】

ナリワイづくり

最近、あるプロジェクトについて企画を練っています。

それは、基山町にある「空き家」を活用するプロジェクトです。

まだ何も固まっていない動き出したばかりのこのプロジェクトについて今回は少しだけ書いていきます。

知人から知人へ。人が繋いだプロジェクト

今回のプロジェクトの主役となる空き家がこちら。

なにやらカタチの変わった小さな建物です。

この空き家の持ち主は、私と子どもの保育園が一緒のママさんでした。

その方のおばあちゃんが以前こちらで飲食店を営んでいたみたいです。

確かに中には飲食店の厨房的な設備もあります。

その方が、同じ基山町で子どもの居場所づくりをしている方に相談したところから徐々にこの空き家活用プロジェクトが動き出しました。

その次に、子どもの居場所づくりをしている方が自分の店舗の改装をお願いした木工職人に話をして、その木工職人から私のところに話がきたのです。

なにやら伝言ゲームみたいでややこしいですねw

保育園のママ→子どもの居場所づくりの方→木工職人→はらだ

こうして人が人を繋ぎ今回のプロジェクトが生まれているのですが、そもそもここに出てきた登場人物は、みんな元々知っている方々だったんですね。

全くの「ハジメマシテ」でもないから、お互いがお互いの出来ることや興味のアンテナを知ってて、みんなの「どうにかしたい」がカタチになっていく。

そんな有機的なつながりが出来ているのは、みんなそれぞれ地域に根ざした愛着のある活動をしているからでしょう。

ここもそんな「人が繋がる場所」にできたらいいなと思っています。

狭いスペースにワクワクが押し込まれた場所

そんな今回の空き家ですが、まだ何も手を付けていない中の様子をご紹介します。

まずは1階部分。

小さな飲食店のお客さんが料理を食べるスペースだったのかな?

座敷席のような小上がりの畳と机椅子が置ける小スペースがあります。

そして先ほども登場した厨房です。設備は古いですがノスタルジックで私は大好物です。

ワクワクして興奮しながら中を拝見する私の姿がこの日の写真に写り込んでいました。

しっかりヘンタイの顔をしていますw

そして、次は2階です。

ここでもワクワクポイント!

2階への階段がこんな感じ。

まさかの外⁉

いいですよねー。この狭さ。秘密基地に繋がる感じがサイコーです。

伝わる人にしか伝わらないですよね。これ。

ふつーの人がみたら、雰囲気も階段の安全性も怖くて登れないかもw

2階には和室があります。

6畳くらいでしょうか?このくらいの広さはなんだか落ち着きます。

そして、和室周辺に置いてあるものがなにやらレトロでこれまたステキ。

蚤の市で売ったらなかなかの値段で売れそうですw

こんなワクワクな建物ですが、いかんせん古いので、損傷も大きいようです。

屋根、天井の改修は必須。

トイレも今後使っていくなら水洗・洋式に変える必要がありそうです。

ワクワクする建物ではありますが、現実もしっかり見据えてプランを練る必要がありそうですね。

ここからはじめる「場づくりという冒険」

とまぁ、この建物のステキさが伝わる人にだけ伝わったと思います。

私はと言うと最近ちょうど、このプロジェクトの参考になりそうな本を買っていたので、それを読み始めました。

場づくりという冒険 藤本遼

この本の著者、「場を編む人」藤本遼さん(@fjmt_0410_ryo)とは久留米のワークスペース mekuruto(メクルト)のセミナーで出会いました。

自身でも様々なコミュニティやイベントを運営していますが、この本には藤本さん以外にも全国様々な場所で「場づくり」に関わっている人の事例がインタビュー形式で紹介されています。

この本を読みながら、私も今回のプロジェクトのマインドマップを描いてみたり、

Facebookで興味のありそうな人を募ったりしています。

この投稿に、すぐに4人の方がコメントをしてくれてGW明けから1人づつヒヤリングをして、ニーズの聞き取りから、マーケットの考察などしていこうと思っています。

もちろんこのプロジェクトには「ヒト」の資源以外にも「お金」も必要です。

この辺をどう設計していくかも考えなくてはいけません。

今はまだ、この建物が何になるかはおろか、この建物自体残せるのかどうかもわからない状態です。

しかし、せっかくの基山町の中心地にある建物。

今はただの空き家かもしれないけれど、ここには「そこに生きてきた人たち」が確かにいます。

飲食店をしていたおばあちゃん。
それを受け継いだご家族の方。
お店に来ていたお客さん。
繋がっていた地域の方々。
そしてこの空き家活用を繋いできたメンバー。

多くの人が紡いできた想い出を消すことなく、何かこれからの社会のために役立つ形で残していけるといいなと思っています。

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