おはようございます。
今日は私が運営するオンラインサロン「スポフク」内で8月6日に投稿した記事をブログでも公開します。
スポーツに携わる人は、DAZNでも眺めながらぜひ読んでみて下さい。
スポーツを楽しむための手法【8/6 スポフク朝刊】
こんにちわ。朝から千葉のスポーツライフデザイナーという方とお話してた原田です。
この方、あるマイナースポーツの日本代表でもあるし、スポーツを生業にしてるので、9月にこのサロンイベントにも登場して貰います。
お楽しみに!
さて、今日は昨日行ったドッヂボール体験会を振り返って。
昨日サロン内で共有した速報へのコメントでサロンメンバーさんから「スポーツを楽しむために必要なこと」に関する投げかけがあり、その辺の話を具体的に言語化したら、なかなか興味深いものになりそうなので、昨日の事例を交えて話をしていきます。
真剣さを生んだ2つのボール
昨日開催したドッヂボール体験会は楽しかったのだけれど、どこか違和感めいたものがあったのはなぜか。
個人的にはもっと盛り上げたかったなと反省していました。
そんな速報に対して、あるサロンメンバーさんから「スポーツを楽しくする」ためには一定の真剣さが必要という指摘がありました。
確かに昨日でいうと、全体の構図は以下のような感じでした。
・元気のいい高学年男子
・緊張気味の低学年女子
・いきなり一緒に混ぜられた大人
そういう構図の中、広い体育館にたった10人程度でドッヂボールというシチュエーションは、そのまましてても真剣さを生みにくい状況だったかもしれません。
だからこそ運営者の腕の見せどころのはずだったんですが、子どもたちにとって全く知らない新しいスポーツならまだ積極性が出たのかもしれませんが、すでに知っているドッヂボールの劣化版的な感じになったんでしょう。
ボールもイレギュラーはするものの、触りに行かなければ当たることもないので、そこまで緊張感もなかったです。
ただ、そんな視点で考えると、緊張感&真剣味が生まれて、結構盛り上がった瞬間もありました。
それがボールを2個入れた時です。
私は子どもたちが楽しいだけのスポーツのシーンにおいて盛り上がるタイミングは「カオスが生まれた時」つまりワチャワチャなった時だと日頃の教室の時に感じていたので、途中からボールを2個入れたんですが、見事に盛り上がりました。
今思えば、その難易度がちょうどいい真剣さと緊張感を子どもにも大人にも与えたんでしょう。
また、コートのサイズとかもあったかもしれません。
もっと狭くて余裕がない方がよかったのかもしれません。
この辺は正規のルールではなく、規格が決められてない自由なスポーツをするシーンにおいては何回もやってみて、丁度いいサイズを見極めるのが必要ですね。
楽しいだけの中にも真剣さを生む工夫
前述したとおり、ボール2個は難易度を上げることで真剣さを生みました。
では他にどんな方法があるか?
サロンメンバーさんからのコメントにもあったように音楽もいいですよね。
昨日も会場で流してたんですが、Amazon musicの人気ランクを上から順に流してただけでした。
子どもたちはその音楽に関しては無反応でしたね。
鬼滅の刃とか子供が知ってる曲をかけるとテンション上がって盛り上がるかもしれません。
はたまた「雷の呼吸!」とか言って真似しだして、ふざけて盛り下がる可能性もあります。
この辺もいい音楽を見つけるために今後いろんなパターンを試していきます。
あとはチーム分けも大事ですね。
昨日はレクリエーションゲームでチームを決めたことにより、高学年男子vs低学年女子&大人になったので、高学年男子からしても本気を出せなかったかなーと思うところがありました。
ただこのチームのおかげで低学年女子たちも投げたり、活躍ができたので一長一短あります。
形式を変えるってのも1つの手法です。
2人で協力してフリスビーを投げ合うスポーツであるKANJAMも、ただ2人で投げててもあまり面白くありません。
でもこれが2人vs2人で試合にすると突然超絶面白くなります。
得てして練習より試合のほうが楽しいものです。
だから試合感を出す工夫なんかもいいかもしれません。
普段のサッカー教室でも、ゲームをする前にわざわざみんな整列して握手させたり、審判の私が本番さながらの勢いで笛を吹いたり、PK戦でシーーンとさせたりすると子どもたちは真剣になります。
そういうちょっとした「〇〇っぽさ」だけでも違ってくるんでしょうね。
確かな成果もあった!成果と反省をしっかり解明していきます
とまぁ反省と検証をここまで口にしてますが、確かなる成果もあったんです。
男の子たちは何だかんだ言いながら「次も来たい!」と言ってくれてました。
参加した2年生の女の子は、体育が嫌いらしいのですが、終わった後メッチャ楽しかったようで、9月からの毎週水曜日の丸スポ教室に申込したいと言ってきました。
たった一回のヘンテコなドッヂボール体験会で、体育嫌いな子がスポーツ教室に通いたいとお母さんに言うなんて結構なミラクルです。
個人的な反省は山ほどありましたが、それでも確かな爪痕を子どもたちには少しでも残せたかなと思うと、この打率をいかに高められるかが肝心です。
スポーツを楽しむ上で真剣さは大事。
その真剣さを生むための工夫は?
真剣さが失われる理由は?
解消法は?
これからしっかりこのあたりの方法論を語れるように解明していきます。
「楽しい」を演出する方法論はあまり語られない
以上がオンラインサロン内に投稿した記事です。
ここで勘違いして欲しくないのは、スポーツの教室や体験会が盛り上がらない原因というのは100%それを運営している人のせいです。
記事内に出てきた「真剣さ」というキーワードの話をするとよく「子どもが真面目にやらなかった」とか「ふざけていた」と子どもたちの態度のせいにする人がいますが、それは大きな間違いだと思ってます。
結局のところ、真剣さを生めなかった運営者の腕の問題であり、ひいては子どもたちを惹きつけることが出来なかったコンテンツの魅力の無さが問題なんです。
スポーツ界では、上手くなるための方法論や勝つためのメソッドみたいなものはよく語られたり、指導書があったりしますが「スポーツを楽しくする」ための方法論は意外と語られていません。
だからなのか、案外この「楽しいを演出する方法」を理解して実践できる人は少ないと思います。
だから「新しいスポーツの楽しみ方を作る」ことを目的にしているオンラインサロン「スポフク」では、今回の投稿のようなスポーツを楽しむ方法について、みんなであーじゃこーじゃ言ってます。
サロン内では、私がこんなスポーツに関する投稿を平日毎日するスポフク朝刊が読めたり、鳥栖市近辺で月2回オフスポーツ会に参加できたり、月2回オンラインイベントに参加出来たりします。
ここ数ヶ月は、毎月全国各地でスポーツに携わるゲストの方をお呼びしてスポーツ対談やってます。
オンラインサロン「スポフク」に興味のある方はぜひ覗いてみてみてください。
そういえば最近、初の学生メンバーが加入しておじさんたちが沸き立ってますw
今週末、23日(日)にはオフスポーツ会でスポーツ鬼ごっこをします。
大人が休日の夜に鬼ごっこですw
サロンメンバーじゃなくても参加できますので、ぜひ暇な人はドウゾ。(すでに3人程度ビジターが参加予定です)