かずらで手作りクリスマスリースとアウトドアスイーツ

野遊び

森のようちえん ちぇすと第9回イベント 「かずらでクリスマスリースを作ろう」

2018年12月23日。森のようちえんちぇすとの12月のイベントを開催しました。今回は、クリスマス直前ということもあって、「クリスマスリースづくり」。しかも、森のようちえんらしく可能な限り自然の中のもので手作りしようというイベントです。

森に歩いていく親子

参加者は5家族15人。場所は4月の活動でも利用した鳥栖市立石のとんぼ公園。雨模様でしたが、せっかく集まってくれたので、雨が降り出す前にやっちゃいましょう!ということでせっとせっと森に入っていきました。

荒れた山には大抵ある「かずら」を使おう

リースの土台となる部分は、山から「かずら」を取ります。かずらは荒れた山には大抵あります。グルグルと木に巻き付いていて、下から引っ張ってやると取れます。

かずらを持つ子ども

子どもたちは、 「うんとこしょー!どっこいしょー!」と楽しそうに引っ張ります。

山でかずらを探す親子

普段、自然の中で遊ぶのが苦手な女の子もかずらが欲しくて、山に入ってきて、自分からかずらを引っ張ります。子どもの変化にお母さんもかなり驚いた様子でした。

かずらをまく人

そして、取ったかずらをグルグル巻いていきます。巻き方は自由!親と子どもで協力しながらひたすら巻いていくとそれっぽくなってきた!

親子で協力してかずらをまく

別にリースはまだ完成してないけど、みんな誇らしげに見せてくれる。かずらを巻いて輪っかにするだけでも子どもたちには十分達成感なんですよね。だってお母さんやお父さんと一緒に協力して作ったんだから。

森の中で取った花や木の実で飾りつけ

ここまできたら後は仕上げをするだけ!かずらを取りに行く途中で、取ってきた自然の中の花や木の実、落ち葉なんかをかずらに付けていきます。

葉っぱを拾う子ども

「落ちているものを拾う」という行為は大抵怒られる行為です。親はいつも子どもが何か拾うと怒ります。でも、子どもたちは興味があって「おもしろそう!」と思うから拾うんです。その子どもの好奇心をしっかり受け止めてあげれる時がたまにはあってもいい。

今回はリースの飾りになりそうなものも、ならなそうなものもたくさん拾ってました(笑) こうやって子どもの好奇心の赴くままの行動を合法的にさせてあげれる環境づくりを今後も継続していきたいものです。

どんぐりを見せる子ども

かずらにはグルーガン(ホットボンドとも言いますが)で付けていきます。2本しかないグルーガンを仲良く貸し借りして使います。

グルーガンを使う子ども
グルーガンをつける父親

親も夢中になれるのがリース作りのいいところ。今回も参加したお父さんが3名いましたが、メチャクチャ一生懸命してくれました。

完成!親子で作ったクリスマスリース

そうして、ついに親子で作った世界に一つだけのクリスマスリースが完成!

完成したクリスマスリースを見せる子ども

でっかいリースをつくる子や

拾った葉っぱを控えめに付ける子

大きさ、形、飾りもそれぞれみんな違って、想い出のこもったリースになりました。

polca(ポルカ)サンタからのプレゼント!アウトドアスイーツ

そして、今回はそれだけで終わりません。せっかくクリスマス前に来てもらった参加者の皆さんにクリスマスプレゼントをあげたい!

でも、今年のちぇすとが参加費無料でしているので資金がない!

そこで、クラウドファンディングの簡単版である「フレンドファンディングアプリpolca(ポルカ)」でサンタさんを募集しました。

そうしたところ、なんと1口300円~で18人の方がサンタさんになってくれて、合計6,000円が集まりました!ご支援いただいた皆様本当にありがとうございました。

晴れて、子どもたちへクリスマスプレゼントを渡すことができました。

マシュマロを焼く子どもたち

メニューはスモアホットココア

スモアというのは、焼いたマシュマロをクラッカーとチョコで挟んだおやつのことです。日本でも最近ではバーベキューの時の「焼きマシュマロ」は割とポピュラーになってきましたが、海外ではさらにそれにクラッカーとチョコを足すのがポピュラーです。

食べてみて驚くのが、私も個人的には「焼きマシュマロ」だけではそんなに好きじゃないんですが、それをスモアにした途端ムチャクチャ美味しくなります!そりゃ~もうスモアを食べた人は焼きマシュマロへは戻れません!

子どもたちも爆食いです。クラッカーの塩気とチョコとマシュマロの甘さが絶妙なんでしょう。ぜひ皆さんも今度やってみてください。

ココアにも焼いたマシュマロを投入して甘さをプラス。雨の降る12月の寒空の下でもみんなで温かいものを作って食べるだけで心も体もあたたかくなりました!

子どもの意外な一面が発見できる!森のようちえんちぇすと!

そうして、無事にイベントは終了しましたが、その後嬉しいことがありました。

活動の様子をSNS上で公開したところ、イベントに参加した保護者の方から、以下のような、コメントが届いたのです。

「最初、山を見ただけで帰りたいと言っていた長女が寝る前まで、楽しかった~また行きたい~と話していました」

とても嬉しいコメントでした!本当に感激です!

森のようちえんちぇすとでは、何も「自然大好き!」「虫や動物を触りたい!」みたいな子どもたちだけを集めようと思っていません。そんなことが苦手な子たちでも少しでも自然に触れたいと思って、その中で「楽しいな」と思ってもらえればと活動しています。

さらに、保護者の皆さんにも我が子が自然の中に行けば「意外と遊ぶこと」を知ってもらって、そんな遊べる自然は鳥栖市の周辺にはたくさんあることも同時に知って欲しいと思って活動を続けています。

ですので、今回このように思っていただいたことは、ちぇすととしては、本当に価値あることで喜ばしいことでした。

今後も参加する皆さんが自然の中で楽しく遊べるように、活動を続けていきます。

次年度は、大きく形を変えて活動内容をかなりパワーアップさせる予定ですので、乞うご期待!お楽しみに!!

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