まちの小さな公民館活用計画「みんながwinなおすそ分け食堂プラットフォーム」

野遊び

地域にある小さな公民館

本日、家族との会話でこんな話が話題になりました。

私の住む町、というか自治区の班には小さな公民館があります。

しかし、そこの公民館は管理している区長とその仲間が年に数回使う程度で、あとはほとんど使われていません。

あとは、まちの区役をするための草刈り道具が倉庫にしまってあるだけ。

その公民館を何か使えないかというのが今日のお話。

建物は使わなければ古くなる一方

建物は使わなければ古くなります。

それは人間にも言えることです。

人も使わなければ古くなる、老いる一方。

私の住む班にもたくさんの高齢者の方がいます。

しかし、この高齢者たちがともかく元気です。

ご飯をせっせと作り、グラウンドゴルフを楽しみ、畑の世話も自分でする。

そんな元気高齢者はたくさんいます。

しかし、それらの人たちも何かしなければ、老いる一方です。

子どもとママと高齢者が集う場所

それなら使おう!

高齢者が元気になるのは、やはり子どもだ。

そしてその子どもから元気を吸われているのが母親だ。

じゃあ元気な高齢者と子どもをマッチングして、母親の手助けはできないだろうか?

学童プラン

最初は、学童保育的なお話。

ちょっとの時間でも、金を払ってでも子どもを見ててほしい母親。

子どもと一緒に遊ぶことが好きな高齢者。

これはシンプルに可能性があります。

でも、高齢者の負担がデカくないか?母親は預けるだけで済んじゃうのもなんか味気ない。

それでは地域に革命が起きない

ただただ保育機関を増やしたに過ぎません。

それも大事なことだけど、もっと面白い方法があるはずです。

子ども食堂プラン

次は、子ども食堂プラン。

お料理の得意な高齢者と子どもでお料理して、ご飯を食べる。

そこに母親も参加して、主婦のベテランからお料理のイロハを教わうってわけ。

なかなか面白い。

でも、なんか現代主婦と前時代主婦で争い起きそうな気がするのは私だけでしょうか?

そして、調理室があるわけではない、当公民館においては、その場での調理が厳しそう。

でも、確かに現代のお母さまたちに、ぜひ、ばあちゃまたちのテクを味わって欲しい気もする。

おすそ分け食堂

これは私が前職時代から温めている企画。

ばあちゃんたちが作りすぎちゃった食べ物をおすそ分けできるプラットフォームづくり。

ただし、物産館みたいに、しっかり販売する。

でも、自分で器を買って、梱包して、値付けして、販売して、とかは面倒くさいと思うので、却下です!

それを全部フォーム化するのはどうだろうか?

地域で指定のゴミ袋を使っているように、指定のパックを使う。形はなんだっていのですが、要は決められた何かがあればOK。

1パック300円とか適当に金額設定をして、そして作りすぎちゃった人がパックに詰めて、所定の位置に置く。

ここでは、公民館です。

そして、それを欲しい人は所定の時間にそこで購入する。この時、その販売手続きをするスタッフが必要になるのがやっかいです。

その人の人件費は出ないもんなー。

前職時代は、それを自分の施設でしようとしていたから、そこは解消されたんですが、公民館の場合は、どうしようか?

しかもそれだと、

「知らない誰かが置いた販売物を、知らない誰かが買っていった。」

そうなっては、ただの物販です。

ここで大事なのは、「おすそ分け」ということです。

この人の作ったものをこの人が買った。そして、「ありがとう!美味しかったよ!」「また作るね!」

これが発生して欲しいわけです。

そしたら値段を付けなくてもいいのか?

いやいや、そしたらなんか変な利用者とか過剰な甘えも生みそうです。

では、お金以外の何か価値基準を地域に作るのはどうだ?

おっ?なんかキンコン西野みたいなこと言いだしたぞ?(笑)

んーこの辺が試案のしどころですねぇ

食から遊びへ高齢者から子どもへ。そして母親は?

そして、それが「食」から「遊び」に変化してもイイ。

誰かが昔遊びを教え始めても、誰かが畑を教え始めても、誰かが将棋を教え始めてもいい。

子どもにとっては夢中になれる何かがあればいいんです。

高齢者にとっては夢中になれる趣味があればいいし、誰かのための自分に価値があればいい。

じゃあ母親は?ご飯の用意が楽になって、子どもの面倒を見てもらって、さて、そこから。それを誰に還元するのか?

区役に参加して草むしり?高齢者の介護の補助?我が子に優しくなる?

そこが循環し始めた時、きっと地域に革命が起こる。

全員を当事者にし、全員がwinな地域プラットフォーム。

小さいコミュニティだから成り立つモデル。

それをまずは目の前のこの小さな班で、小さな公民館で始めたい。

この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします

Twitterでは地域での仕事づくりのことを呟いてます