月1回親子の野遊び体験「森のようちえんちぇすと」
昨年からスタートした親子の野遊び体験事業「森のようちえん ちぇすと」
2019年度からは、年会員制にして1年間10組の家族の皆さんと実施することにしました。そして、6月23日にその第3回目を行いました!
過去記事はこちらから↓
第1回目 親子ハイキング&木の名札づくり【森のようちえんちぇすと】2019/4
第2回目 田んぼで泥んこ遊び【森のようちえんちぇすと】2019/5
みやき町の酪農家「大富牧場」
今回は、みやき町で長年酪農を営んでいる「大富牧場」さんにお邪魔しました!
昨年、4月にまだ始まったばかりの「森のようちえんちぇすと」を快く受け入れてくださった大富牧場さん。今思えば誰かとコラボして森のようちんをしたのはこの時が最初でした。
懐かしさも感じつつ、今回も10組の家族のうち9組が参加して活動スタート。まずはみんなでお散歩しながら大富牧場へ向かいます。
進化した大富牧場。酪農教育ファームとしての挑戦
この1年進化をしたのは、ちぇすとだけではありませんでした。
大富牧場もなんとこの一年で、酪農を通して食や仕事・命の学びを支援する「酪農教育ファーム」というものに認定されていました。
酪農教育ファームとは?
http://www.dairy.co.jp/edf/gaiyo.html
牧場での注意点、牧場のお仕事、牛のカラダについてなど、子どもたちも真剣な眼差しで聞き入っていました。
この手の話は、意外と子どもよりも我々大人が食いついてしまったりします。
- どんな風に搾乳するのかな?
- 牛乳になる過程は?
- 酪農家が毎日飲むのは自前の牛乳?
- この機械いくらぐらいするんだろう?
子どものように疑問が湧いてくる大人たち(笑)
体験活動は子どものみならず、大人の好奇心もくすぐってくれるのがいいところです。
そして、好奇心旺盛で積極的な大人に子どもはついていきたくなるものです。
親が育てば子どもも育ち、子どもが育てば親も育つ。
勇気を持ってチャレンジ!牛にエサやり
お話を聞いたら、いざ牧場内へ足を踏み入れます。
超巨大なホルスタイン種の牛さん達と対面する子どもたちは、最初はちょっとビビり気味。
でも、一人、また一人と勇気を出して、牛さんに近づきエサをあげていきます。
すると、子どもたちにはそんな「大丈夫!」という空気はすぐに伝染します。
あっという間に牛さんと仲良しになりました。
牛にエサやりをした後は、大富さんが特別に子牛を連れてきてくれました。
子牛に群がる子どもたち。
ホルスタインの大きなお母さんたちに比べると比較的身近に見えるのか、距離もめっちゃ近い。
子どもたちはもうすっかり牛さんと仲良くなりました。
自然との触れ合いだけでなく、生き物との触れ合いが子どもたちの感性をさらに磨いてくれます。
大富牧場名物!牧場公園で思いきり遊ぶ!
牛さんと触れ合った後は、大富牧場名物の牧場公園へ。
大富牧場さんの敷地内には、なんと以前みやき町から貰ってきた遊具が置いてあります。
子どもたちはここでさらに遊びまくります。
牧場見学だけでなく、外遊びを思いきりできるのもまた魅力の一つです。
遊具で遊んで、おにぎりを食べて、追いかけっこをして、ハンモックで遊んで
みんな全力で楽しみました。
搾りたて牛乳&「3プリン」を食べて大満足!
牛さんにエサやりをして、
子牛と触れ合って、
公園で遊んで、
それだけでも大満足なのに、なんと大富さんが特別に昨日の夜、搾乳した牛乳も飲ませてくれました!
あっさりとした味わいで、スイスイ入り、いくらでも飲めるぐらいのとっても美味しい牛乳でした。(※本日写真係不在のため写真を撮り忘れました!すいません。)
さらに、最後は大富牧場が手がける絶品プリン「3プリン」も購入させていただきました。
美味しさの引き算をして、「牛乳・卵・きび砂糖」しか入っていないという究極のプリンをお土産に皆さん買って帰りました。
自分たちが触れ合い、エサをあげて、牛乳を飲ませてもらった牛さんたち。
その牛乳を使って出来たプリン。
そりゃ誰でも食べたくなります。
体験がセットになれば、食べ物への興味や味も一段と変わります。
しかもその食べ物が安心安全な食べ物だというから尚更です。
皆さんぜひご賞味あれ。
3プリンについて(※私が本業で以前書いた記事です。参考までに)
https://editors-saga.jp/editors/sweets/20180328_303.html
「地域の財産」をもっともっと多くの方へ
今回はみやき町の大富牧場さんにお邪魔しました。
こんなに身近に、こんなにたくさんの牛と触れ合う機会はなかなかありません。
自分たちが住む地域のすぐ近くに、こうやって子どもたちに貴重な体験の機会を作ってくれる牧場があることは本当に地域の財産だと思います。
森のようちえんちぇすとならびにノビトワークスでは、地域で自然や生き物と共存しながら生活している一次産業従事者の方々を心から応援しています。
生産される牛乳や肉、野菜はもちろん貴重な価値ですが、それ以外にも子どもたちが貴重な体験ができるフィールドとしての価値、自分たちの住む地域にこんな素敵な場所があるんだという価値、自分たちの住む地域にはこんなカッコいい、すごいことをしている大人がいるんだという価値。
皆さんが地域で頑張って仕事に従事していることは、未来を担う子どもたちにとって、かけがえのない影響を与え、大きな価値を持つと私は信じています。
ですので、ちぇすとやノビトワークスは微力ながらその懸け橋となれればと思っています。
活動に興味のある方はぜひお声掛けください!