11月19日(火)にノビトワークスプレゼンツ「スポーツ体験会6連発」の第4弾!【楽しいだけのサッカー教室 幼児クラス】をしました!
先週開催した「低学年クラス」に引き続き開催した幼児クラス。
「これがサッカー?」と疑問に思うぐらいのことを色々とやりましたが、それでも子どもたちはとても楽しそう!
しかし、参加者の保護者からは地域スポーツの抱える闇について話す声も⁉
今回は、イベントレポートというより、その辺の話をご紹介します。
【スポーツ体験会6連発の過去レポートはこちら】
スポーツは楽しむもの!子どもたちが教えてくれた原点【楽しいだけのサッカー教室低学年クラスレポート】
BBQにキャンプにピクニックにモルックはいかが?【モルック体験会レポート】
ごめんなさい。写真撮り忘れました!
まずは謝罪からさせてください。
今回、幼児のみんなととても楽しくサッカーをしましたが、なんと!
写真を撮り忘れてしまいました・・・
ついつい夢中になりすぎてね。
本当にごめんなさい。
「楽しいだけ」のサッカー教室をしている理由
ということで、今回はイベントレポートというより、楽しいだけのサッカー教室についての話をしていきます。
これまでも何度かこのブログでは触れていますが、なぜ「楽しいだけ」と言い切ってサッカー教室をしているのかには2つの大きな理由があります。
1.まずはスポーツを好きになること
1つ目の理由は、子どもの発育段階にあります。
幼児期や低学年といった時期は、神経系の発達が抜群な時期です。
この時期にいろんな運動をしている子どもほど、運動神経が発達すると言われています。
そんな時期に、やれ勝利だの、技術向上だの、プロだの言われるとどうでしょう?
そんなスポーツ英才教育のせいで、潰れていった早熟の天才たちは数知れず。
または極端にスポーツ嫌いになる子もいます。
もちろん、なかには「卓球少女愛ちゃん」みたいな成功事例もありますが、ここではそんな超稀な話をしているのではありません。
多くの方が、運動神経の発達や運動習慣の確立はつまり、アスリートの育成と思いがちですが、多くの場合そうではありません。
子どもが運動・スポーツを好きになることで、その後の運動習慣がつきます。
そうすると、適度な運動をするので正しい生活習慣が身に付き、それにより健康的なからだづくりができます。
免疫力も高まり、病気になりにくいとか、肥満の解消などの効果もあります。
運動神経がいいことで、自分の身を守る動きもしやすくなることから、日常生活でのケガの防止にもつながります。
また、運動を適度にする子のほうが学力が高いとか社会性が高いというデータもあったりします。
そういう意味では、まだまだ小さい幼児期や低学年期には
「からだを動かすことは楽しい」
と思ってもらえることが目的の教室があってもいいと思っています。
だから、「楽しいだけ」にフォーカスしているんです。
2.保護者の負担を軽減する教室
2つ目は、保護者の負担についてです。
子どもの習い事と言えば、月会費〇〇円で週1回とかそんな形が多いと思います。
しかし、スポーツクラブにおいては、それに加えてクラブ公式のユニフォームやバッグ・練習着などの購入が義務付けられたりすることもしばしば。
さらに、土日は毎週遠征や練習試合で弁当作って、送迎しないといけないとか。
長期休暇中は遠征費だけで、月謝とは別に数万円みたいなこともあります。
また、保護者が選手の飲み物の準備やチームテントの設営、中にはお父さんが審判免許を取って、副審をしないといけないクラブもあるそうです。
子どもがサガン鳥栖の試合をたまたま見て、「サッカーしたい!」と言ったからクラブに入れてみただけ。
それなのに、こんな風にカネも手間もかかる上に、試合には全然出れなくて、すぐに飽きて辞めちゃった。なんてことになれば親からしたらガッカリです。
だから、極力親の負担も少なくて、敷居を下げてスポーツを始められるように、楽しいだけのサッカー教室は、平日の1時間だけの教室でそれ以外の稼働は一切ありません。
大会参加もなければ、遠征もない。
所定の会費と保険代以外には、道具などの購入もなく無駄な出費はゼロ。
教室中はもちろん親は買い物でもお出かけでも行ってもらって大丈夫。
そんな保護者の負担も少ない教室もあっていいはずだと思って、やっています。
現代の子育て世帯の暮らしに合っていない地域スポーツの闇
今回の幼児クラスに参加したお母さんからあるお話を聞きました。
小学生の子どもがあるスポーツのクラブに加入したそうです。
そのクラブは土日に毎週のように大会や練習試合などで遠征があったそうです。
しかし、お母さんは子どもが多い上に、下の子がまだまだ小さいことから、手が離せません。
お兄ちゃんの試合の遠征に行ったところで、そこでジッと試合を見ていられるわけもなく、お昼寝したくてもうるさいスポーツ会場では出来ないし、泣いたり暴れたりを繰り返して収集がつかない。
だから、そのお母さんはあまり子どもの遠征について行けなかったそうです。
そうすると、クラブの方から
「せっかく自分の子どもが試合をしているのに見に来ないなんてありえない!」
というようなことを言われたそうです。
結局、他の保護者からの目などもあり、子どもには申し訳ないけどクラブを辞めることになったそうです。
これが地域スポーツの現状です。
下の図は、共働き世帯の推移です。
昭和55年と比べて、圧倒的に共働き世帯が増えました。
もはや、夫婦ともに仕事をしている方が当たり前の時代です。
子どもの数や年齢に関わらず、親が子どもの送迎や習い事のサポートがしにくくなっているのは、火を見るよりも明らかです。
さらに、平均寿命も年々上がっており、子育てと親の介護を同時にしている人も多くなってきました。
現在の子育て世帯は、昔に比べて時間的にも金銭的にも余裕はないんです。
それなのに、地域スポーツの現場はというと、もう数十年前から変わっていないところばかりです。
もちろん、そんな昔ながらのやり方で、子どももスポーツに打ち込めて、親も我が子をポジティブに応援できて、みんなが幸せという環境を作れているところはいいんです。
ただ、地域スポーツが変わらないことで、確実にそれをストレスに感じていたり、それが理由でスポーツが出来ない子ども、窮屈な思いをしている親がいるのは事実です。
だから、私は少しずつでいいからそんな地域スポーツの現状を変えていきたい思っています。
地域スポーツのアップデートにチャレンジする
これだけ多様性が広がり、選択の自由が出来る世の中です。
もっと親も子供も気軽に始められるスポーツクラブがあってもいいでしょう。
子どもの試合は、家や会社でスマホのライブ配信で見るようになってもいいでしょう。
副業で地域のスポーツ指導をして、お小遣いを稼ぐお父さんがいてもいいでしょう。
地域スポーツのアップデート
このチャレンジの第一歩が楽しいだけのサッカー教室であり、今回のスポーツ体験会6連発です。
今回は、イベントで体験会を行いましたが、毎週木曜日に定期開催してる楽しいだけのサッカー教室幼児クラスには、現在12名の会員がいます。
子どもたちは教室を毎週楽しみに来てくれます。
保護者の方々は、負担の少なさ・敷居の低さを理解してくれ、心からありがたいと言ってくれます。
「小学校にあがっても継続して参加したい!」という声を受けて、12月から低学年クラスも始めます。
そちらも教室のコンセプトや想いに共感してくれた方から続々と申し込みをいただいています。
少しずつですが、これらの活動を皮切りに「地域スポーツのアップデート」にチャレンジしていきます。
地域のスポーツ環境が少しづつ変わっていく様子を、ど真ん中で味わいたい、見てみたい方はぜひノビトワークスの公式LINEをページを友達追加してみてください。