週1スポーツ市場とクラブを辞める予備軍市場【新しいスポーツ教室構想の舞台裏③】

ナリワイづくり

今月は「オンラインサロン スポフクって何してるの?」という人のために、サロンにほぼ毎日投稿している「スポフク朝刊」の過去の投稿を紹介しています。

以前、サロン内で投稿した「新しいスポーツ教室構想の舞台裏」の話、全5回シリーズを全てこちらで公開します。

これまでの記事はコチラ↓

オンラインサロン「スポフク」についての記事はコチラ↓

第3回目の今回は、こんなスポーツ教室に一体どんな子どもが入るのか?地域にあるスポーツの市場とそこから見えてくるターゲットの話です。

この辺の考え方は地域で子ども向けの何かをする人にとっては参考になると思います。

以下がサロンに投稿した記事です。

週1スポーツ市場とクラブ辞める予備軍市場

前回の投稿でこの新しいスポーツ教室が「色んな種目をコロコロ変えながらやること」と「なぜ地域でありそうでないのか」ということがお分かりいただけたかと思います。

ということは、他にしているところが無いから「集客がしやすい?」と思いきや、そもそもニーズがないから教室が開催されない可能性だってあるし、言ったってそもそもがニッチなものです。

開催しても本当に人が集まるのだろうか?

そう思う方もいるかと思います。私もリスクは負いたくないので、教室をオープンするまでにどんな人向けに開催するのか、そのためにどう設計するか徹底的に考えます。

今日はその辺のターゲットと市場の話です。

この教室は、地域で他にしているサッカークラブや少年団などと違って、毎週1回定期練習するだけの「教室」です。

だから、試合も無ければ遠征もない。それぐらいライトなものなので、集客のターゲットとして誰でも分かるのが「スポーツガチ勢ではない」ということです。

「プロになりたい」「試合で活躍したい」「子どもが試合で活躍する姿が見たい」そんなスポーツ大好きな人達はそもそもターゲットにしてないんです。

ここを割り切ることはとっても大事です。

こんな教室を開催すると、絶対に「大会ないと面白くないよ」とか「親の楽しみがないじゃん」とか言われます。

その度に「そうなのかなぁ」「じゃあそうしようかな」と悩んでいたらキリがありません。

そんな人たちに対しては「分かりますその気持ち。でもそう思うならあなたはうちの教室の対象ではないので黙っててね。他所行ってくれ!」ぐらいのキモチで考えてたほうがいいんです。

では、この教室のターゲットは誰なのか?

大きく2パターンあります。

週1運動の習い事をしたい・させたい人」
②「クラブを辞めちゃう予備軍」

この2つです。

週1回のスポーツの習い事市場。最強はアレ!

まずは1つ目の「週1運動の習い事をしたい・させたい人」

この市場は実は結構あります。

なぜかと言うと、幼児期や小学校低学年期を考えてみて下さい。

子どもたちはいきなり練習頻度が週3とか週4のスポーツのクラブには入らない子もいます。

学童に行きつつ、週1回のスイミングにピアノに書道とか、陸上教室とか英語とか「週1をいくつもやる」という子どもは一定数います。

これはまだ子どもが小さい頃は、子どももコロコロやりたいことが変わるし、親も我が子に本当に合うのは何かを考えてるので、とりあえず色々させちゃうというのもあります。

また、見逃しちゃいけないのが、そうせざるを得ない人もいるということです。

母親が専業主婦だと、子どもを保育園に入れることが出来なかったりします(最近では共働きでもそうですが)。

そうなると子どもの預け場所として習い事をさせようと考えますが、幼児期の子対象で週3も4もやってるクラブはあまりありません。そんな頻繁にする必要ないし、運営側からしてもコスパが悪いんです。

だから、しょうがなく色んな習い事を掛け持ちして、週2~4程度を埋めることになります。

その子達が小学生に上がるとどうなるか。

スポーツ系のクラブは平日週2~3練習+土日のどっちか練習or試合というところが多いです。

こんなクラブに入っちゃうと幼児期にしていた習い事を全部辞めなくちゃいけません。

それは困るという家庭が一定層いるわけです。ピアノもお習字もバレエも続けさせたいんです。

そこをターゲットとして狙いにいっています。

今のところその「週1回のスポーツの習い事市場」においては「スイミング」がぶっちぎりで勝ってると思います。

幼児期から継続で出来ますし、色んなプランもある。道具もそこまでたくさんかからないし、汚れ物も増えない。

最強ですね。

増加するけど潜んでる「クラブを辞めちゃう予備軍」

2つ目は「クラブを辞めちゃう予備軍」です。

「何かクラブに入っていたけど、辞めちゃった子」はそれほど多くないかもしませんが、「予備軍」を入れると結構な人数になります。

我々の子供時代では学校にある少年団にクラスの友達と一緒に入ってたりするのが当たり前でしたから、「辞める」ことに一定のハードルがありました。

しかし、今はスポーツの現場も徐々に多様化しています。

隣町のクラブに通う子も多いし、移籍する子もいます。そんな多様化した市場だからこそ馴染めなくて辞める子も増えています。

さらに「辞めていないだけ」といういわゆる予備軍は実はかなり多いと思っています。

子どもは辞めたがってるけど、辞められても家で子どもを見とく大人は居ないから困るとか、運動はしてて欲しいとか、その逆で子どもは続けたいけど親が送迎や引率などしんどくてもうムリとか。

ギリギリのところでなんとか続けてる家庭というのは意外と多いんです。日本人は続けることに美徳をもってますからね。

そこで、予備軍をターゲットにします。

辞めた後に何もなくて困るから辞めれないのなら、受け皿を作ってあげればいいわけです。

「辞めてここに通おう!」なら心置きなく辞めれます。

だから、私の教室では徹底的に「クラブを辞めそうな人」が抱えているストレスを緩和させて、そんな人たちが入りやすい仕組みにしています。

具体的にどんな設計になっているのか?クラブを辞めたい理由とうちの教室の特徴をいくつか挙げてみます。

「クラブを辞めそうな人」が入りやすい教室の仕組み

1、土日の引率や遠征がキツくて辞めたい

→毎週平日1回の活動のみ。土日に大会や試合などは一切しない。だから引率の手間のも無ければ、それに係る出費もない。

2、親同士の関わり合いがめんどい

→親同士の関わりはなくてもOK。運営側からの連絡は公式LINEページ(誰が入ってるか分からない&管理者しか投稿できない)を使っておこなう。LINEグループではしない。(他のメンバーと繋がれる・誰でも投稿できるから)

3、子どもが楽しくないと言う

→教室の目的は「楽しいだけ」。そこだけに徹底的にフォーカス。子どもたちがあれしたい!と言ったら練習メニューはいくらでも変えるし、つまらなそうならどんなに効果的な練習でもすぐ辞める。

4、指導者が厳しい・合わない

→厳しい要素は一切なし。そもそも達成目標が勝利や達成ではなく「楽しい」なので、厳しくする理由もない。

5、出費がかさむ

→基本的な会費と保険代(800円/年)のみしかかからない。ウエア代や遠征費は一切なし。大会参加にちなんだカンパなどももちろんない。

6、クラブからの要求が多い・強い

→そもそも普段の練習以外することがないので、保護者にしてもらうことはなにもない。練習の時も最初から「練習は見とかないでOK」と宣言している。

こんな具合でクラブを辞めたいと思っている人に刺さる設計になっています。さらに、私の教室では「合わなければいつでも辞めてOK」「というか子どもがもっと頑張りたければどんどんガチクラブに行って下さいと言っています。

これはもちろん本心ですが、それ以上に、一度クラブが合わなくて辞めた子供と親に対して安心を与えているという側面もあります。

一回失敗してると次は懐疑的になりますから。最初から辞めてもOKと言われているとグッと敷居が下がります。

コンテンツ販売は徹底的に集客の流れを予測しよう!

以上が今回の話です。

週1スポーツの習い事市場クラブを辞める予備軍市場

これは確かに地域に存在する市場です。

この市場をある程度カバーできる教室はたくさんありますが、徹底的にそこを意識して刺しにいってる教室はなかなかありません。

もちろん、これ以外にも市場調査とペルソナメイキングはたくさんしています。

地域の体育館の実施状況を調べたり、学校の終業時間と子どもたちの様子を聞いたり、どこの小学校の子を中心にするか、所得帯はどのあたりかなど。

教室事業というものを開催する時はこんな風にかなり絞り込みというか、始める前から集客の流れを予測した上でやる必要があると思います。

集客コンテンツはなんでもそうなんでしょうが、しかし、スポーツ関係者は結構これをやらない人も多い印象です。

「自分が指導したいから」
「チームを持ちたいから」

そんな理由で始めちゃう人も山ほどいます。もちろんその理由が悪いというわけではなく、そこからじゃあどうするかを思考停止しないことが大事ということです。

その思考がないと「消耗戦」を繰り返し、結論として「スポーツビジネスは儲からない、しんどい、若いうちしか出来ない」

なんて印象を持たれるんだと思います。

私は、どんどんスポーツで食っていく若者を増やしたいので、この印象をしっかり変えていきたいと思っています。

働き方の多様性が広がり、副業も一般化し、スマホ一台であらゆるツールが使える現代では、スポーツを「楽しくて割の良い仕事」にすることは出来るはずです。

次回4回目は、チャレンジの話。

ここまで、ある程度この新しい教室が「勝ち戦」になるような話をしてきましたが、それだと面白くないので、私なりにチャレンジをしたいことがあります。

集客面から言うと、明らかに悪手なんですがチャレンジをするその理由も書いていきます。

第4回もお楽しみに!

スポフクではほぼ毎日こんな記事が読めたり、イベントに参加できる

オンラインサロン「スポフク」では、ほぼ毎日こんな記事を読むことが出来たり、月額1,000円で以下のようなコトが楽しめます。(スポーツコミュニティひるやすみに来たことがある人や学生さんは月額500円)

・ほぼ毎日投稿スポフク朝刊が読める
・非公開Facebookページで交流
・月2回オフスポーツ会(鳥栖市)
・月1回オンラインイベント
・各地のスポーツ情報交換

6月は9日と23日にオフスポーツ会でアルティメットをします。(ビジターも1回500円で参加可能)

また、オンラインイベントは「スポーツ対談」

2020年に新しく誕生したスポーツ「ラピッドボール」の創始者芥川大樹さんと対談します!

サロンの詳細情報は知りたい方・入会希望者はこちらをご覧ください。

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