最終的にはスポーツ学童?地域のスポーツが少し変わるかも「新しいスポーツ教室構想の舞台裏」⑤

ナリワイづくり

今月は「オンラインサロン スポフクって何してるの?」という人のために、サロンにほぼ毎日投稿している「スポフク朝刊」の過去の投稿を紹介しています。

以前、サロン内で投稿した「新しいスポーツ教室構想の舞台裏」の話、全5回シリーズを全てこちらで公開します。

これまでの記事はコチラ↓

スポーツオンラインサロン「スポフク」についての記事はコチラ↓

今回はついに最終回第5弾!

この新しいスポーツ教室が最終的に目指すビジョンを話していきます。

このビジョンを達成できれば、地域のスポーツ環境を少しだけアップデートできると思ってます。

以下がサロンに投稿した記事です。

学校で放課後に開催する丸ごとスポーツ教室

4回に渡ってこれまで、地域スポーツ市場のスキマになっている部分に対して仕掛けている「楽しいだけの丸ごとスポーツ教室」の全容とチャレンジについて話しました。

そして、これから話す内容はこれが上手く回りだしたこと前提で、おそらく5年後くらいをメドに実現させていこうと思っているビジョンです。

それは「学校と連携した日常的なスポーツの場」です。

1回目の投稿の中で、習い事が「子どもの見守りの場」の役割があることを話しましたが、その役割を地域で最も担ってる場所は「学童保育」です。

どこの小学校にもだいたいある放課後に学校で子どもたちを見ていてくれるあれです。最終的には、この教室はそこをカバーしていきたいと考えています。

分かりやすく、具体的な内容を並べて説明します。

平日最低でも週1から可能な限り多く、小学校の敷地内(体育館やグラウンド)でこの「楽しいだけの丸ごとスポーツ教室」を開催します。

時間は16時ごろからスタート。子どもたちは学校が終わったら、そのまま学校内で教室に行けるわけです。

イメージとしては「学校の体育を放課後にやってる感じ」でも、その「体育」はカリキュラムも無ければ、ノルマもない。フランクで楽しいものになります。

もちろんスポーツの種目も多岐にわたります。定番のものから、マイナースポーツやスポーツって呼んでいいの?というぐらいの遊びに近いものまで。

この形が理想形です。

真の狙いは「地域で影響力を持つこと」

この形で教室を展開することで、どんな効果が生まれるのか?

まずは学校でやることで、保護者の送り迎えの手間が無くなり、一気に参加できる可能性のある子どもが広がります。

さらに、このステージになったら前回話してた高学年限定という枠も外します。

あれはあくまで第1フェーズでのチャレンジであり、この第3フェーズになったらそこの限定も取っ払います。(第2フェーズは、私じゃなく他の人に指導をさせる段階)

これで一気に「入りたい!」という人が増えます。ある程度の人数が確保できれば運営は安定しますし、こうなると「入りたくても入れない人」が現れます。

そこはやはり人数上限というものがありますので、申し訳ないですがそんな人も出てきます。というか戦略的にはそんな人を最初は出します。

そうすることで、みんなの認識が「人気のもの」になるわけです。

注目度も上がり、保護者や学校側からさらに求められるようになり、1個の学校で始まったこの教室が他の学校でもして欲しいという流れになります。

それにより、鳥栖市の全小学校でやっていければ、小学生や保護者世代、教育関係者が認識するものになるので、地域スポーツの現場においてかなりの影響力を持つことができると睨んでいます。

真の狙いはまさにそこにあります。

今現在、地域で影響力があり、認知されている教室やクラブはどんなものか?

それは「実績があるクラブ」です。

そんなクラブが一番知られてて、影響力があるので、地域のスポーツに対する印象も「スポーツ=競技」であり、強い、上手いが正義になっています。

これを変えにいきます。

色んなスポーツを知れて、子どもが楽しくやれる、保護者の負担も少ない。

そんな教室が地域でデカい影響力を持てば、自ずとスポーツの認識も変わっていきます。

具体的なイメージで言うと、小学校にあがったら、まずは丸ごとスポーツ教室に加入して、色んなスポーツを子どもはやってみる。

そして、その中でハマったもの、もっとうまくなりたいものを選んで、それ専門のクラブに加入するといった具合です。

これが地域のスタンダートになれば、今多くの人が抱いている「スポーツ」というものの認識がだいぶ変わっていくはずです。

懸念点はどの産業にでも言える「ヒトの問題」

しかし、もちろんこの構想には懸念点がいくつもあります。

一番デカいのは「ヒト」の問題です。

指導をする人がいないんです。

この「ヒト」の問題というのは、今回のスポーツに限った話だけではなく、今の日本社会においては、どの産業でも考えておくべき課題です。

そこを考えずに想いだけで走ってもなかなか持続性はありません。

私の所感では、特に地域に根ざした仕事をしようとしている人たちは、自分も含めて、ここをもっと考えていくべきだと思ってます。

そのあたりの話はまた今度、ブログかYouTubeで話していきます。

今回に限っては、その懸念点があるからこそ、第2フェーズで人に指導を投げて、そこから先は私は指導ではなく、指導者集めに力を入れようと思ってます。

そのために現在、別の切り口から大学や専門学校、高校と繋がりを持とうとしてます。(コロナで完全に計画狂いましたが💦)

まずは、若い世代と繋がって、こんなライトな形でやれる教室を、どこのバイトよりも割の良い仕事としてどんどんしてもらっていきます。

全ては第3フェーズの構想に向けた流れです。

それ以外にも「他のクラブと場所や時間を食い合う」ことや「学校が非協力的」といった懸念点はあるのですが、この辺りはどうにかなりそうな算段がついてます。

実はこの教室を始めるにあたり、去年ぐらいに学校関係に問い合わせしたり、周辺にリサーチをしましたが、いけそうな確証を得ています。

「カネ」の問題に関しては、あまり気にしていません。

この教室はボランティアでもなければ学童のように補助金ベースでしていくつもりはありません。

指導する人が「これは割がいい」と思うぐらいの収益になるように、それなりにお金を取ります。

これはあくまで学童を潰すわけではなく、共存していく形なので、家庭の財政や子どものニーズに合わせて、各家庭が学童か、この教室か、クラブか選んでいけばいいんです。

中には1年生から専門のクラブに入る人もいると思います。

もちろんそれもOKです。要は選択肢の一つとして地域にあることが大事なので。

新しいスポーツ教室構想の舞台裏シリーズ終了!

これが、ざっくりですが、この教室が掲げる地域スポーツのアップデートへの道です。

全5回に渡って、この新しいスポーツ教室を仕掛けるにあたって考えている「舞台裏」を公開しました。

たった一つの、楽しいだけのゆるーいスポーツ教室が、本当に地域のスポーツ環境をアップデートしていけるかどうか。

この実験の検証結果は、どちらに転ぼうとも他にはない生きたデータになると思いますので、サロンメンバーの皆さんはぜひ一番近くでお楽しみください。

また随時サロン内で共有していきます。

スポフクではほぼ毎日こんな記事が読めたり、イベントに参加できる

スポーツオンラインサロン「スポフク」では、ほぼ毎日こんな記事を読むことが出来たり、月額1,000円で以下のようなコトが楽しめます。(スポーツコミュニティひるやすみに来たことがある人や学生さんは月額500円)

・ほぼ毎日投稿スポフク朝刊が読める
・非公開Facebookページで交流
・月2回オフスポーツ会(鳥栖市周辺)
・月1回オンラインイベント→7月から月2回
・オンラインイベントの動画がいつでも視聴OK
・各地のスポーツ情報交換

7月は6日と20日にオフスポーツ会でアルティメットをします。(ビジターも1回500円で参加可能)

また、オンラインイベントは「スポーツ対談」「オンラインパブリックビューイング」

イベント当日に参加できなくても、後日動画視聴も可能!

さらに、夏にサロンメンバー発案の元「ラフティングツアー」も現在計画中。

「スポーツの楽しみ」を自分たちで作っていけるオンラインサロン。正直なかなか楽しいです♫

サロンの詳細情報は知りたい方・入会希望者はこちらをご覧ください。

スポーツオンラインサロン「スポフク」
スポーツという概念を日本一広義に捉えて、全国隅々のスポーツ好きが繋がり、これからの時代に新しい「スポーツ」の楽しみ方を作り上げるオンラインサロンです。

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